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時系列順ブログ記事(対象記事数:658)
5/7
02:06
のらくろ軍曹
最近、40歳が見えてきたせいか、腰をすえてゆっくりプラモを作れるようになってきた、のらくろです。
待望のバレンタインが出ました。タミヤフェアで発表されてから、まさかの5ヶ月待ちでした。
2月だと期待してたんですがね^ ^
4月からクロムウェルの出来損ない戦車であるセントーをフルオペ化するべく作っております。
10式の旋回ユニットの台座、T34の起動輪の部分移植、シャーマンのスピーカーユニットなど既製品を流用して作っております。
T34と全く同じ幅で、なおかつ、角ばっているので内部面積的には、それなりに余裕があり意外にも改造初心者向けなのかもしれません。
ディスプレイキットの改造はJS2以来ですが、JS2よりスンナリきています。既製品が
ぴったりくる幸運に恵まれたとゆーか。
バレンタインですが、こちらは既製品が全く普通には収まりません。
車体底、車体天板いたるところが傾斜しておりクロムウェルの真逆です。車体幅もシャーマンよりはるかに狭く、ギヤボックスも並べて収めることは出来ません。
また履帯はベルト式ではなく、1/48のような接着組み立て式で、可動履帯を用意しないと試走すらできません。
唯一、可動化に関して恵まれているのは、転輪を可動化させやすく一つの転輪が表裏の二分割にパーツ割りされていること、サスペンションユニットが固定用ピンをカットするだけでシーソー式に動くようになっていることでしょうか。
簡単に丈夫に組める一方で少し手を加えれば可動サスペンションに改造しやすくなっている設計には、見事なタミヤの仕事が垣間みえます。
いづれにせよ、ギヤボックス、旋回ユニットなど既製品のギヤのみを移植したオリジナルギヤボックス、旋回ユニットをつくらねばならないでしょう。
2pd砲も細くて、ファイバー通せないでしょうし、悩みはつきません^^;
しかしバレンタイン戦車ってことで意欲が湧き出てきます。
1台目はディスプレイで組み立てたので、2台目はフルオペ化の工作に取り掛かります。
では。
[バレンタイン戦車]
4/25
21:00
どろぼうひげ
今月のModelGraphix誌 2017.06 No.391 へ、「続・電飾のススメ」を掲載して頂きました(^^)/

今月の特集は「スペース観艦式2017」!
物凄い超絶作品が多数掲載されています(^^♪
ボクは作品の掲載はありませんが、宇宙船を電飾するために、絶対に役に立つ技術である、「チップLEDのハンダ付け」と、「光ファイバーの使い方」について、短期集中講座を掲載して頂きました。

この二つの技術を習得すれば、ただ光っているだけの模型から、確実にステップアップできます(^^)/
出来るだけ詳しく紹介しましたので、この機会に是非お役立て下さい!
たくさんのモデラーさん達のお役に立てる事を願っていますo(^^)o
よろしくお願いします!

[電飾しましょ]
4/22
14:32
鶴亀
[画像]
戦車長を塗ります。ベースホワイトを塗り、顔を肌色で塗ります。
[画像]
顔をマスキングしてカーキ色で全体を塗ります。
[画像]
エナメル塗料で迷彩を書き込み。
[画像]
[画像]
ゴーグルも塗ります。
[画像]
4/21
19:20
鶴亀
自衛隊戦車を作りました。
[画像]
履帯はオキサイドレッドのサフェーサーを吹いてから金属色塗装するとそれらしい感じになります。
[画像]
その上に泥をなしぐりつけていきます。見えない所は省略。
[画像]
[画像]
マットジェルに鋸クソを混ぜて色を付ければ泥の完成。
[画像]
所々に銀色で金属色塗るとリアルになってきます。
[画像]
ホイールにも塗っておきます。
[画像]
足回りの泥汚れが出来ました。
3/16
10:51
たれぱ
安らかに休んでください。
私は渡瀬恒彦さんの事を忘れない。

戦国自衛隊(1979)
暴走パニック大激突(1976)
首都消失(1986)
南極物語(1982)
[その他趣味]
16 6/28
01:04
のらくろ軍曹
最近、40歳がみえてきたせいかウォーキングとジョギングを始めた、のらくろです。
いつかはあるなぁーと思っていたラングがきましたねー。
去年出た1/35同様の後期型かと思いきや、まさかの前期型。鋼製転輪なし、マフラーは横型と昔の1/35のラングを彷彿とさせます。
徹底してパーツを共用することを考えると次は
JSU122Sかなーと。
車体下部はJS2のまんま。砲身はJSU152じゃなく122SならJS2の砲身も共用できる。
これですよ。
予想が外れてE8とか出たら嬉しいんですがね。JSU122Sとかヤクトパンサーは砲身バラさないと箱に入りませんf^_^;
ちなみにラングは70口径の長砲身が品切れになると時期にかかわらず48口径が装備されたそうです。
タンクバトル的には短い48口径のほうがいいですねー。
あと、姿勢が低いことで赤外線発光の位置が低いはずです。1/35を参考に計算すると、11センチくらいになるようで、タミヤフェアで設置されている、高さ9センチの青い間仕切りを赤外線がスレスレに越えるという危うさもあります。
0距離の場合、ギガント、場合によっては、シャーマン、ブルムベアなど車高の高い戦車にヒットを与えることができないこともありえます。
さて。吉と出るか、凶とでるか。。。10式もナカナカ低かったですがね。。
私的には、JS2のゴツゴツ鋳造装甲がまたマイブームきてます。
ま、4号戦車が一番似合うらしいんですが。
次のミーティングはラング発売前の8月ですかね?
[ラングにみる次の発売予想]
16 3/18
22:39
goo_goo43
先週、天橋立にキヨブタでカニ食い旅行に行ってきました。
普通の人ならここで料理や旅館の写真をアップするのでしょうが・・・。
あえてソレはいっさい無し!
(もちろんカニはウマかったですョ)
帰りに寄った舞鶴の自衛隊桟橋の記事でございます。
残念ながら艦内見学はなかったものの初めて護衛艦を間近で見ました。
この日居たのはイージス艦の「あたご」「みょうこう」
一見イージス艦の「ふゆづき」
まるで空母な「ひゅうが」など

いや~大きなモンですね。
でも一番びっくりしたのはメッチャきれいなこと。
まるでペンキ塗りたての新造艦みたいでした。
これなら模型にしてもウェザリングの必要はまったく無いですネ。
にしても「あたご」「みょうこう」「ひゅうが」とな。
昨年は「かが」も就役したし、
そのうち「やまと」「むさし」も登場するんでしょうかネ。
なかよし?夫婦を娘に撮ってもらいました。

[その他趣味]
16 1/10
09:05
みずよん
すっかりご無沙汰。

夏の終わりから年末にかけて丸4か月、ゼネラルプロダクツ製ペーパークラフト「東宝自衛隊 メーザー殺獣光線車」を作っていました。
購入したのはなんと30年前、本棚でじっくり熟成していました。ふとしたきっかけで作り始めたのですが、完成に合わせてTwitterに投げていた製作状況をTogetterで纏めてみました。
「完成品は日本に10台」「製作不可能」「死屍累々」などと言われていましたが、いや~、やればできるもんなんですね~(^^)

ペパクラ1/48メーザー車を製作


というわけで、若干手抜きの今年最初の更新となりましたが、本年もよろしくです。

[模型]
15 11/19
23:22
のらくろ軍曹
最近、チャラ男からチャラおやじになったせいか、子供を深夜に連れまわす親にムカっとくる、のらくろ軍曹です。
去年、ディスプレーキットを購入し、ゆっくり作って中身待てばいいじゃん^o^
くらいに考え、中身が届いたのが、10月で、完熟訓練で出た解答とゆーか感想は
ビュードドドドと急発進したときに反応が遅い。→ヤベー!!撃たれる!戦車後進!!のときに超不利。
4分割されてる転輪が割れまくる。→ABS接着剤でつけるんだよーん、と教えてもらい、やってみたところ、おーいい感じだなーありがたや、ありがたや。と一件落着かと思いきや、猛訓練のあと、出撃前検査で、3つ危ういのが発見。
オプションでゴムつき欲しいですね。履帯には、二つ小さな穴が空いていて、なにかゴム付き履帯の発売が匂いますが‥。
あと、音はいいです。今回はちょっとボリューム控えめな機能となっていて、爆音とはいかないですが、サイレンが鳴ったり、発電エンジンだけモードなど、コリに凝っております。←ただし、バトルには使えない。車体は動かず、砲塔だけ動くんです。
そして、砲塔の後ろの籠がデカイ。砲塔を横にして走るのに邪魔でしょうがない。
ただし、墨入れしてきづいたのですが、いたるところに、溶接のモールドがちゃんとしてあって、プラモデルとしての完成度はかなりのものです。
最初は、厄介モノ扱いしていたんですが、自衛隊の戦車とあっては邪険にもできず、ちょっと腰を据えてモノにしようと、操縦方法を変更して、1/35の操縦法にしたり、戦術を見直したり、泥沼化しております。
ではでは。
10式迷走日記]
15 10/11
19:20
なでぃりん
タミヤのイージーエイトのレビューを書いた時に、「CFM製砲塔は国内に現存してない模様」などとろくに調べもせずに書いたら大間違いだったという顛末…w


今日の昼間にリツイートされてきたこのツイートに写っている個体がどうもCFM製砲塔を載せているように見えたのが発端。


「え、玖珠の駐屯地にイージーエイトが残ってるの? 全然知らなかった…」というわけでググってみたら、こちらのブログが引っかかりました↓
玖珠駐屯地に展示される陸上自衛隊M4シャーマン戦車
これはどう見てもCFM製砲塔、しかも同軸機銃がM2機銃っぽくなってるところも興味深い。もしや現役当時もこんな改造を施して運用されていたのでは?と想像するのもまた楽しい。
しかもこの個体、よく見るとスプロケットも初期によく見られた肉抜きのあるタイプで、イージーエイトとしてはかなり珍しい仕様になってる。HVSSの取り付け基部を見てみたい気がする、場合によってはM4A3(76)wからの改造だったりするかもしれないし。タミヤとタスカ(ASUKA)のイージーエイトが全く同じ仕様になったのは、同じ個体を取材したせいだと思われけど、多分それは富士学校に保存されてる車体だと思うのね。で、他の施設にも現存するのではないかと思っていたところにブリキヲさんのこんなツイートが流れてきました。


これを頼りにググッて見た画像検索の結果がこちら
玖珠シャーマン
富士学校 シャーマン
土浦 シャーマン
防衛大学 シャーマン
こうして比較してみるとASF製砲塔が2個体、CFM製砲塔が2個体とちょうど半々になってるのね。で、どうもタミヤとタスカ(ASUKA)が取材したのは「地元静岡、富士学校に現存する個体」だった模様。そりゃ仕様が全く同じになるのは当然だよねw でも、なにも九州は大分の玖珠まで飛ばなくてもお隣の神奈川県の防衛大学にCFM製砲塔を載せた個体が現存してるんだから、タミヤにはこっちを取材して模型化して欲しかったなーと「事実を知った」後知恵で思うなどw
今後自衛隊仕様なども模型化される可能性ががあるが、その時にCFM製砲塔を新規金型で起こしてもらえるようにするには、まずは今回のイージーエイトがバカ売れせねばならないと思うので、これはお布施するしか無いよね?w
[シャーマン戦車]
15 9/22
23:59
のらくろ軍曹
10式の余韻も醒めぬまま、操縦基板も届かぬまま、タミヤフェアの季節が近ずいてまいりましたm(_ _)m
そろそろ、1/16の新作がチラッと漏れてもいい頃ですが‥。
本命がシャーマンE8
大穴でスターリン3
空前の大穴で、マーク4かな、と。
[フルオペ次回作予想。]
15 8/31
08:51
謎だ!Ohara
あいにくの空模様でしたが、無事開催
ここ数年は、水ものオフの使い回しで
クラウンの伊勢 大和 新作なのはニチモ30cmの武蔵
成績は、S-1速い方3位 フルハル遅い方3位だったかな?

ヒロさんの3回目くらいの改装後

スプリンガータグが今年の流行?

Morizouさんのスケール感たっぷりのボート群

ワンフェスで見た 97式戦車も水上走行?!

ではまた来年お会いしましょう!
15 5/31
07:34
謎だ!Ohara
約半年ぶり?のRCタンクオーナーズミーティング
タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店
2階 モデラーズスクエア
http://www.tamiya-plamodelfactory.co.jp/shimbashi/
今回は、最新の10式が、何台集まる?!

90や74も

25分の一 デラックス戦車シリーズとか なんか短いのとか・・


10式VS10式で 転落事故が!!!
次回は30回記念です!
14 7/26
09:53
ヒロ。
タミヤ 1/35 Mk.Ⅳ シングル・モーターライズドモデルです♪

これをフルオペ化します!
ドナー?はフルオペ・シャーマン・・・

ギヤボックスは
アナ1個開けるだけで
ピッタリ!!

転輪を組んで

メカを移植
電池ボックスだけ、10式用だったりします!
でもって
走りは

こんなかんぢ( ̄▽ ̄)b
[その他趣味]
13 12/25
23:40
のらくろ軍曹
最近、チャラオヤジになったせいか、映画、永遠のゼロを永遠のエロとか言っちゃった、軍曹です(^^;;
いゃあぁー寒いですね(~_~;)
また塩麹鍋が恋しくなります(((o(*゚▽゚*
10式はとりあえず速いけど、土手登らない、砲塔デカすぎて狭い場所が苦手ってわかったんで、またシャーマンでも作りこもうかと^^;
短砲身の105ミリ砲が4ミリの透明丸棒が入るのがわかったんで、それを始めました。
ボールペンのバネでサスペンション動かしたりと、今回こだわってます(*^^*)
1/16のシャーマンもいいなぁ(((o(*゚▽゚*
トカ。
妄想しております(((o(*゚▽゚*)o)))
永遠のゼロを公開日に見に行きましたが^^;
うーん
うーん
泣けなかったッス^^;
ゼロ戦は無茶苦茶カッコ良かったですが(((o(*゚▽゚*)o)))
来月は1/32のゼロ戦作ってみようかなぁ( ^ω^ )
とか
さて、来年は何が出るやら(^.^)
ではm(__)m
[永遠のエロ]
13 11/23
09:58
ヒロ。
タミヤ1/35フルオペ 10式 です♪

早速組み立てますが
意外と中が小さい!

そのため
ギアボックスはシャーシー組み込みになっています!!

コレ組むの
結構大変でした!?
で、
とりあえず
動くところまで組んで

走行テスト♪

今までとは
段違いの動きです!!
せっかくなので
スピードを、完成品のパンターと比較

速い!
速いぞ!!
かなりイイかんぢです!!!
・・・・( ̄▽ ̄)♪
[その他趣味]
13 7/31
23:40
くじさん
じゃあさんと師匠のRCタンクや、JUNKEIさんのおかげで見ることのできた例のビデオで、すっかり自衛隊車両の虜になっている私!
コンビニで見つけ、ついつい買ってしまいました!
UCCの缶コーヒーについていたおまけ! 残っていたのはこの2両。モールドもしっかりしていて超かっけええ!
でも、よく見ると61式の特徴的なマズルブレーキがタテに!
made in 〇〇・・・。
わざとか! わざとなのか!?・・・(笑)
[衝動買い♪]
10 12/7
00:04
TAC@BANANAGUYs

NIPPON HOBBY KK 1/35  J.G.S.D.F Type61 Medium Tank
戦後初の日本国産戦車として1960年代後半にプラモデルメーカー各社から多種多様なキットが発売されて子供たちに親しまれた車体です。

日本ホビーは現物取材による正確・精巧な模型化を謳い文句にした1/20前後のラージモデルと1/35前後のミドルクラスモデルの二本柱で各種戦車キットを販売していたようです。
1965年生まれの僕は日本ホビー製品の原体験は少なく、幼少時に何かのお土産で同社のカーモデルを買ってもらったのをオボロゲに覚えている程度でした。確かフォード・ムスタングか何かだったように思います。当然1/35の61式戦車といえばタミヤ製品にお世話になったクチです。しかし、タミヤとは違うメーカーが1/35でプラモファンにはお馴染みの61式を発売していたことを25年ほど前に知ってからは興味津々で、いつかは作ってみたいと思っていました。

今回ご紹介するのは、同社「パノラマボックスシリーズ」の1/35 61式戦車です。
……この「日本ホビー」というメーカー名。
古いプラモデルに興味をお持ちの方なら一度は聞いたことのある名前だと思いますが、こういったものはリアルタイムで原体験があるなどの“経験値”が無いと、なかなかその全貌は掴めないものです。
これは他の老舗メーカーにも言えることですが、本格的な戦車キットをはじめとして様々なアイテムをリリースしていた日本ホビーに関しては、是非とも詳しいことが知りたいと常々思っておりました。
そこに、まさに救世主が現れました。
少年時代から日本ホビーのキットに親しみ、現在でもキットそして日本ホビーという企業そのものの研究を続けておられる、森本康生さんです。
森本さんはご自身の研究成果をウェブサイトにも公開しておられます。
その名もズバリ「日本ホビーKK研究室」です!
非常に濃密な情報が豊富に掲載されているサイトです。森本さんの熱意が伝わってきます。
是非、皆さんもご覧になってください。
「日本ホビーKK研究室」
http://www.mecha-land.com/Hobby/hobby.html
……さて、この1/35スケール「61式戦車」のコンテンツに関して、森本さんからご連絡を頂き、大変詳しい情報をご提供頂いたうえに、僕が先にアップロードした文面中の誤り等を懇切丁寧に解説して頂きました。
日本ホビーの戦車キットに興味のある方は必見の情報です。
以下、森本さんから頂いた情報をまとめて掲載させて頂きます。
―――― 日本ホビーは、タミヤなどのように大きな会社になることはなく、まったくの個人経営の中小企業で、ロットごとにパッケージや内容を変更しては、同じ戦車を製品化していました。
その順番は……
(1)パノラマボックスシリーズ 
(2)日本戦車シリーズ
(3)アクションタンクシリーズ+チャンピオンシリーズ 
私も当時子供でしたから、詳しくは知るすべもないのですが、この順番だけは、リアルタイムでプラモデルに親しんできた事実から間違いありません。
「パノラマボックスシリーズ」は「マンモス戦車シリーズ」と同時期に、主に自衛隊の戦車をシリーズ化したものでした。
「パノラマボックスシリーズ」の箱は、ミシン目からボックスアート部分をくりぬき、そこに付属の透明のフィルムを貼り、同時にくりぬいた絵を箱の中に背景として貼りつけると、箱が展示用のボックスになることから、そう命名されました。
そのラインナップは……
61式戦車 1/35
60式装甲車 1/30
60式無反動ロケット砲 1/20
M41 1/35 (注:「パノラマボックスシリーズ」に存在したかどうか不明 見たことがありません)
M24 1/31
スターリン 1/36
九七式チハ 1/33(注:「パノラマボックスシリーズ」に存在したかどうか不明 見たことがありません)
九七式改 1/33
……というものでした。
「パノラマボックスシリーズ」では「マンモス戦車シリーズ」と同じ思想である、実物に忠実であることを売りにしていました。
キャタピラが金属色ポリ製で、ギアボックスが金属で完成しているところも自慢していました。(確かに、当時はバラバラのギアを組み立てる方式のキットが多くありました。その点、組み立て済みで確実に動くことが、私が日本ホビーが好きになった理由でもありました。35モーターで強力でしたし)。
でも、子供ながらに不満だったのは、シャーシが共通で、転輪数が6個のものと5個のものの2種類を使いまわしていることでした。
これは「マンモス戦車シリーズ」でも同じことで“実物に忠実である”という点から、ちょっとはずれた部分でした。
その後、業者向けのパンフレットに「お客の心をとらえるには、ただ動くだけではだめです」という宣伝文句で、「アクションタンクシリーズ」に方向転換していったのです。
同時期に、タミヤは戦車博物館の取材をもとに、よりスケール度の高まった、しかも世界の戦車を製品化していき、日本ホビーは競争に負けることになってしまいました……。
―――― 以上です。
原体験をお持ちで、そして日本ホビー製品を見つめ続けてきた森本さんならではの情報そして視点で、当時の空気までが感じられるようです。
ときおり日本ホビーの戦車モデルを見かけると、様々なバージョンの箱があって、どれが先に発売されたものか困惑することがありますが、森本さんの解説により、その謎が氷解しました。
森本さん、ありがとうございました!
それでは、キット内容を見てみましょう。

森本さんの解説でお解り頂けたかと思いますが、このシリーズのチャームポイントは「パノラマボックス」と銘打ったパッケージで、完成後はこの箱の一部を切り取り線に沿って穴を開け、展示ケースとして使えるようになっていました。
ちょっとパノラマボックスに注目してみましょう。

背面には「61式戦車 図解説明」が印刷されています。
図柄は量産型の一般的な61式ではなく、試作型のSTA-4が描かれているのが興味深いです。
懐かしい東宝の特撮怪獣映画でお馴染みの車体ですネ。

底面に印刷された同社の製品ラインナップ。
実車写真をトレースした精密イラスト風の紹介図ですが「スターリン3型」だけはあまり鮮明でない海外の書籍の写真を下絵に使ったためか、他の自衛隊車両よりも幾分ラフなタッチになっているのがなんとなく微笑ましく感じられます。

思ったよりシンプルなキット内容。
現在の目で見ると多少実車と構造や形状の異なる部分も見受けられますが、それでも図面と実車取材による写真から推察される形状を許容範囲内のコストで立体造形物として再現すればこうなるであろうという、かなり説得力のある形をしており、発売時期を考えれば確かに精巧な高級キットだったであろうと思います。

試作型を思わせる、ややロングホィールベースに見える車体。半球型に突出したコマンダーズキューポラ、箱型に簡略化されたライトガード、ゴッツイ足回り。
どのメーカーのこれ!……とは言えませんが、61式戦車を題材としたやや小型サイズの古いプラモデルでは、こういうスタイルの物が多かったように思います。
そんなことを考えつつ部品を眺めると、日本ホビー製品が他社に与えた影響の大きさが実感できます。

砲塔内部にコードを引き入れて、砲塔床板部分に取り付けられた接点によって通電し、砲塔を回すことによってモーターライズ走行のオン・オフができるようになっています。
単純なオン・オフスィッチにしないあたりが、ギミックにこだわる日本ホビーらしさでしょうか。

ちょっとイタズラ心でタミヤ1/35(旧モーターライズ版)の主要部品と比較してみました。
左奥の暗いプラ成形色がタミヤ製です。
大きさはほぼ同じ。1/35クラスとして堅実に模型化されていることが解ります。
細部表現の違いに発売年度の差……技術的な進歩やモデラーの嗜好に合わせたセンスの差が見て取れますが、立体造形物として鑑賞した場合、どちらも捨てがたい魅力があると感じるのは僕だけでしょうか。
―――― キットに同梱されていたチラシです。

当時としてはかなり熱心な商品展開を行っていたようで、同社約1/20スケールの各種戦車モデルに使えるように別売の連結組み立て式キャタピラまで製品化されていました。
皆さんご存じのようにキャタピラの形状というのは車種によって違います。
それに構わずこの1種類のキャタピラで押し切ってしまうというのは少々強引な気がしないでもありませんが、それは現在の感覚で見てしまうからで、いささかリアリティに欠けるゴム製キャタピラが一般的だった当時の戦車モデル・シーンにあって、まるで実物のようにプラ製本体にゴム製パッドを貼り付けていき、一枚ずつ連結させていくキャタピラというのは、実車と比べて多少の形状の違いはあっても、それを差し引いて余りあるリアリティを感じさせてくれる「高級ディテールアップ用部品」だったことと思います。


また組み立て説明書にも「地上最大の戦車模型」と銘打った約1/20スケールの「マンモス戦車シリーズ」と、八千円あれば(それでも当時としては超高額!)それらのキットをラジコン化出来るセット「ホビーコーン」の紹介が掲載されています。
―――― 日本ホビー1/35の61式は今回ご紹介した未組み立て品とは別に所謂「完成品のジャンク」を入手していたので、今回はそれを修復して在りし日の姿を再現してみました。

組み立て説明書を頼りに破損箇所を確認し、紛失していたホィールの一部はお友達の「T2F」さんのご協力で型取り・複製をしていただきました。
基本的にはキットをストレート組みするとこんな姿になる……というのを再現しようとしましたが、細かい部品の欠損部分の補修によってほんの少しオリジナルと異なる部分もあります。
またキットでは砲口も開いていないので、ここだけはオリジナルと違ってしまうのを承知で雰囲気アップのために開口しました。
当時の模型マニアにも戦車のポイントである砲身の開口はドリルなどを使って行う方も多かっただろうという判断です。
もちろん付属デカールはありませんので、日の丸はデカール自作、その他のマーキングはクラシカルな雰囲気に仕上げるため手描きで表現してみました。
本来は砲塔を回すことによってスイッチがオン・オフされてモーターライズ走行しますが、経年変化でスィッチ部分と電池ボックス部分が錆びてボロボロだったため、市販品のスイッチと電池ボックスを車内に収めました。
でもギヤボックスとモーターは当時そのままのものです。
スィッチを入れると、まるで大地を踏みしめるようなユッタリとしたスピードで、ガガガガ!と大音響のギヤノイズを響かせて力強く走ります。



こうしてみると後発のタミヤ1/35とはまた違った作風で独特のシルエットを持っていますが、非常に存在感が豊かなモデルのように思います。
―――― 余談ながら、日本ホビーの61式戦車つながりでの話題をひとつ。
1964年公開の東宝特撮映画『モスラ対ゴジラ』のヒトコマ。

ゴジラ撃退作戦中、ゴジラの放つ放射能火炎で炎上する61式戦車です。
この当時、東宝には1954年公開『ゴジラ』のときに準備された1/10~1/12程度と思われるスケールのM24チャフィ戦車のミニチュアモデルのストックがあり、『モスラ対ゴジラ』にはこのM24の車台にアイハラ製1/15スケール金属モデル61式戦車(STA-4)の車体と砲塔を載せた撮影用モデルが登場しますが、この画面に映っているものは明らかにそれとは別の市販のプラモデルのように見えます。
これは何だろう? と検証していたところ、ウェブサイト「プラモデルの王国」の高見氏より「形状から見て恐らく日本ホビーの1/20だろう」という情報をいただきました。
日本ホビー1/20の61式戦車は1964年の発売とのことで、撮影当時パリパリの新製品だったことがわかります。
こういった戦車プラモは他の特撮映画でもよく活躍しています。
そんなところに注意しながらあらためて特撮映画のDVDを観てみるのも、マニアの密かなる楽しみですネ!
[AFVモデル]
10 6/1
01:13
TAC@BANANAGUYs

TAMIYA 1/35 M4A3 Sherman 76mm Gun Tank
モーターライズ戦車キット華やかなりし頃にタミヤが発売した76ミリ砲搭載型M4A3シャーマンです。
ところがなぜか商品名が「M4A3E2」になってしまい、E2というのは装甲強化型の“戦線突破型”として造られた特殊な型式のシャーマンいわゆる“ジャンボ”のことなので、当時は戸惑ったマニアの方もいらっしゃったかも知れません。
当時このクラスのシャーマン戦車のプラモデルはレベル1/40(実寸1/35)とその亜流モデルしかなく、すべてサスペンションが水平ボリュートスプリング型(HVSS)だったので、このキットは珍しい垂直ボリュートスプリング型(VVSS)として喜ばれたそうです。
―――― まず、この画像をご覧ください。

おっとっとスミマセン!
冒頭から誤解を招くような展開をしてしまいました。
この画像はタミヤのM4A3E2シャーマンの完成品ではありません。
僕が中学生の頃に作った「76ミリ砲型M4A3シャーマン」です。

かれこれ30余年前のシロモノで、半分スクラップ状態で実家の倉庫に残っていました。
それを数年前に帰省した際に発見して、砲塔やシャシー、サスペンション、ギヤボックスのダメージが少なかったので、もしかしたらナントカ生き返るかも知れないゾ!と、一発奮起して補修・再塗装したものです。

当時発売されていたタミヤの「M4A3E8イージーエイト」の車体と砲塔に小改造を加え「M10襲撃砲戦車」のシャシーや細部部品をそっくり流用して作ったものです。
記憶を辿りながら、なるべく当時の姿に戻そうと破損・欠損部分を修復していきましたが、イージーエイトの車体にM10のライトとライトガードを移植して接着位置を変えてあったり、砲塔のピストルポート(薬莢排出口)をプラ板とパテで自作したりといった工作は当時そのままです。
なにせ中学生にとって2個の戦車プラモデルを組み合わせて1台を作るというのはとても贅沢な作業なので、2個のキットの部品から使えるものは何でも使ってしまおうという感じで仕上げてあるのがわかります。
ヘタッピな中学生なりにいろいろ工夫して作っています。

模型専門誌で紹介される山田 卓司氏やフランソワ・バーリンデン氏らの作品の影響もあって、あの頃から車体にアクセサリー部品(荷物)を満載した仕上げが好きで、このモデルでもM10やM3A2ハーフトラックに付属していた今となっては懐かしいアクセサリー、そしてティッシュペーパーやガーゼで作ったシートなどをいっぱい載せてあります。
よくよく考えると不自然な荷物の載せ方をしている部分も多いのですが、ここも敢えて当時の状態のままにしてあります。
また中学生当時はヘタな筆塗り仕上げで、厚塗りのため一部のモールドが消えかかっていたりとベッタベタな感じでしたが(笑)
その質感をそのまま残しつつも、今回はエアブラシを使って塗り直し、細部も小まめに塗り分けたので、当時より多少は小綺麗に仕上がっています。
もちろん当時はドライブラシもウォッシングも上手に出来ませんでしたから(笑)もっとベタ塗りな仕上げでした。
それを考えると今回の仕上げは、チョット反則ですネ。
これら再塗装にともなってデカールも貼り直しましたが、これはタミヤM4A3E2のオマージュにしようと思い、同キット付属のデカールをスキャンしたものを元に若干アレンジして自作したものを使っています。
中学生の僕がなぜこんなシャーマンを作ったかというと……。
昔はバンダイが「ミスターシャーマン」という商品名で1/48スケールの76ミリ砲型M4A3を発売しており、なんとかお手軽な工作でその1/35版が作ってみたいと思ったのと、老舗の模型店のショーウィンドウの中に飾られていたタミヤのM4A3E2の完成品を目撃して、同じような物が欲しくなってしまったからなんです。

タミヤのM4A3E2は1966年末から3年ちょっとの間だけ販売されていたとのことで、僕が中学生の頃にはさすがにもう何処にも売っておらず、当時は古いタミヤ製品に対する知識もなかったので模型店に飾られていた完成品を見たときはマニアが古いキットを使って改造したものか、または昔タミヤがそんな製品を発売していたのか、どっちとも判断がつかず、いろいろ考えているうちに似たような物が欲しくなってしまったのです(笑)
―――― 僕が本家本元のタミヤ製M4A3E2を手に入れたのは、それから四半世紀以上も経ってからのことです。

このM4A3E2のキットが大改修されて陸上自衛隊でも使われていた「M4A3E8イージーエイト」として生まれ変わり1970年から発売されるわけですが、設計の古さから来るフランクな部分を差し引いても、このM4A3E2(実際にはM4A3)のキットのほうが第二次大戦を舞台にしたディオラマや情景写真では使い道が広いし、絶版を惜しんだ方も多いかも知れません。
絶版にともなって、もしかするとその昔、僕と同じような改造で76ミリ砲型M4A3をお作りになった方って案外多いのではないでしょうか。
お小遣いを叩いてイージーエイトとM10(M36ジャクソンでも良かったんだけど、M10のほうがアクセサリーがいっぱい付いていて100円ほど高くてもお買い得な感じがしました)を買ってきて、M10のシャシーにイージーエイトのボディが何の改造もなしにパコッ!とはまってくれたときには、ちょっと感動しませんでした?(笑)

なかなか高級感のあるキット内容で、走行機構用金属部品がブリスターパックされています。一昔前の高級キットにはよく見られたパッケージング手法ですが、資料によればタミヤの戦車プラモデルでブリスターパックが使われたのはこのキットが初めてだったそうです。

ゴムキャタピラとサスペンション部品。
僕も含めて後の世代のモデラーは、このサスペンションは同社の「M36ジャクソン駆逐戦車」「M10襲撃砲戦車」のものと同一だろうと思い込んでしまいがちですが、実際にはまったくの別物で、サスペンション本体のスプリングケース部分とサスペンションアームが別部品化されています。スプロケットなどの形状もM10/36とは違いがあります。
キャタピラは実車のT-48型を再現。これは「ラバーシェブロン」と言われるもので表面が硬質のゴム製であり、またシャーマンを含む米軍戦車のキャタピラテンショナー(キャタピラの緊張具合の調整装置)はきつめにセッティングされてキャタピラはピンと張っているので、このようなモーターライズ走行用ゴム製キャタピラでも思った以上に実車の雰囲気を醸し出していますが、ただ残念なことにキャタピラ両側にある特徴的な山型突起付きエンドコネクターが省略されており実感を損ねるとともに、たぶんキットをモーターライズ走行させてもキャタピラ脱落の度合いが高かったのではないかと思います。

ボディと砲塔は基本的に後のイージーエイトと同じですが、実車同様にイージーエイトにはこのキットの車体部品にオーバーフェンダーを追加モールドしたことがわかります。
少年時代にイージーエイトを作ったとき、箱絵と違って向かって右側のヘッドライトとクラクションホーンの位置が逆になっているのが不思議でしたが(箱絵が正解なのは皆さんご承知の通りです)このM4A3E2でも同じ誤りがあります。

1990年代以降、シャーマン戦車は1/35でも高品質の製品が豊富に発売されるようになり、今ではとくに難しい工作を行わなくても立派な76ミリ砲型M4A3の模型を手に入れることが出来るようになりました。
製品そのものの出来映えに不満を覚えたり、我慢しなくても済むようになったのです。
模型ファンとして本当に嬉しい反面、この古いタミヤのキットや少年時代の自分が作った作品を眺めていると、こういうのどかな時代も模型作りというもの自体になにやらオモシロ可笑しい楽しさがあって、何故だかいつもワクワクしていたなぁ……と思ってしまいます。


[AFVモデル]
10 5/23
02:49
TAC@BANANAGUYs

ADAMS 1/40 “HAWK” MISSILE BATTERY
“ホーク”は1950年代後半から開発が始まり1960年代より広く使われた地対空誘導弾で、陸上自衛隊・高射特科部隊でも改良を重ねながら使い続けられ、先の湾岸戦争でもニュース映像に登場した長寿でポピュラーなミサイルシステムです。
運営システム自体は模型化した場合の見栄えがいいし、また新鋭兵器としてマスコミで採り上げられたためか、一時は各社から製品化されていました。

興味深いのは、1958年にアダムズとレベルが個別に1/40キットを発売して、同じスケールで同じアイテムが2社によってバッティングしてしまいましたが、様々な資料で時系列を検証してみると、この当時すなわち1950年代末にはホークミサイルはまだ運用試験段階であり、実際に部隊配備されたのは1960年代になってからとのことで、アダムズやレベルが「西側期待の新鋭兵器」としてずいぶん早々とホークミサイルの製品化に取り組んだことがわかります。

アダムズのキットはすぐにスナップに受け継がれ、1970年代初期までライフライクからも販売されていましたが、それとは別に日本国内ではクラウンモデルなど数社がこれらアダムズ由来の1/40キットの模倣品を販売しており、ベテランモデラーの中には見かけたことのある方も多いかと思います。

クラウンからはアダムズ製(スナップのブランドで日本に輸入されていました)のジープ、ホークミサイル、M20装甲車、120ミリ高射砲などが模倣され、後には売れ行きを考えたのか一部の製品が1/35スケール表示になって店頭に並んでいた時期もありました。

僕も中学生の頃、老舗の模型屋さんでクラウンのホークとM20装甲車を見つけて「こんなキットがあったのか!」と驚き、価格も確か300円かそこらだったので喜んで買って帰ったものの、M20を手許にあったタミヤ1/35の旧モーターライズ版M8グレイハウンド装甲車と比べると車体などの主要部品が一回り以上小さく、実寸は1/35ではないことに気づいてひどくガッカリした経験があります(笑)
……このクラウンのキットとの出会い、そして1970年代~80年代初期にかけて専門誌で紹介されていた大塚康生 先生の模型コレクション紹介記事によって往年の1/40スケールミリタリー輸入キットに注目し始め、オリジナル版のホークミサイルやM20装甲車、オネストジョンが欲しいと思うようになり、僕は骨董品キット探しの長い旅に発ったのでした(笑)

参考までに、アダムズ製品現役の頃、組み立て説明書に掲載されていたカタログもご紹介しておきましょう。
これらの多くが様々な後発キットの手本となったり模倣されたりしている、ミリタリーモデル界のご先祖様的ラインナップです。

アダムズのキットはミサイル本体とミサイルランチャーの他に、ミサイル運搬・装填用のクローラ式ローダーXM-501とレーダー・コンポーネンツ、整備員のフィギュアまで付属した豪華版で、このキットをひとつ買ってくるだけで米陸軍対空ミサイル部隊の攻撃準備状況が机上に再現出来ます。
後には各社から様々な戦場のシチュエイションを再現した「ジオラマセット」キットが発売されましたが、このホークミサイルバッテリーはベース(地面)部品こそ含まれていないものの、ジオラマ系製品の走りとも言えるのではないかと思います。

小型で愛らしいXM-501は老舗FMC社の製品で、ジープ史上最高の名車と名高いウィリスMD(M38A1)“ブルドッグ”ジープのパワートレインが使われているそうです。
キットではこの小さな車体を丁寧に再現しており、楽しくなります。
ちなみにクローラ式車体に勇ましいミサイルを3本も背負った姿から、この車体から直接ミサイルを発射する……つまりXM-501は攻撃用の車両だと勘違いした人も多く、恐らく模倣品を発売したクラウンもそう思い込んでいたのではないかと推測されます。
実際には先にも述べたように、ミサイル発射装置(ランチャー)まで予備のミサイルを運搬し、装填するための支援機材です。

お馴染みの一体成形ながらポージングやモールドが秀逸なフィギュアたち。
少しリラックスした雰囲気でホークミサイルシステムの設営に携わっている人々の姿が活写されています。
―――― ところで、ライフライク版特有のあっさりした味付けのパッケージをシケシゲとながめていると……思わぬものを発見してしまいました。

絵の片隅に小さく「亜樹」という文字が読めます。

これは、どう見ても東洋人の名前ではナカローカ? 
しかも響きが日本人名に思えます。
ライフライクのパッケージアーティストは日本人だったのでしょうか? 
タッチや色使いが同社のロングトムなどとは似通っていますが、M40自走砲やオネストジョン、L.V.T(A)5は明らかに別人のタッチです。
何人かのイラストレーターが分担して手がけていたのでしょうが、後になって同社のカーモデル(パイロ社製1/32を受け継いだもの)のパッケージにも「亜樹」の署名を発見することが出来ました。
亜樹サン、ライフライクの秘蔵っ子だったのかな?
……こんなことをあれこれと推理するのも、古いキットの楽しみ方のひとつではないでしょうか。

[AFVモデル]
10 5/19
06:15
TAC@BANANAGUYs

Renwal 1/32 M47 GENERAL PATTON II
1951年よりアメリカ陸軍主力戦車として配備されたM47パットンIIですが、海外に輸出されて内戦や紛争で使われたものは別として、本家本元の米軍所属車両としては大きな戦闘を経験しないままわずか5年半程度で退役したため、かなり地味な存在となっているようです。
ところがこれが映画の世界となると話は別で、各国に輸出されていたからハリウッド映画の撮影班が海外のロケ先で容易に手配出来る信頼性の高い劇用車だったらしく『バルジ大作戦』『パットン大戦車軍団』『アルデンヌの戦い』『アンツィオ大作戦』など様々な映画で第二次大戦中の米・独 両軍戦車を演じており、スクリーン上ではM24チャフィ軽戦車などと並んでマサに売れっ子役者でした。

そういった幾多の映画の影響があったのかなかったのか、それとも単に外国製高級キットを模倣したかっただけなのか、1960年代の国産プラモデル界ではパットン戦車が大人気で、このレンウォールの大作キットも日本国内の様々なメーカーから手本とされ、似たようなキットが市場に溢れていたようです。
なかには箱絵ごと模倣してしまった物や、モーターライズ、リモコン仕様にしてしまった物もあったようです。
なにせ“高級舶来品”であるレンウォール製品はヘタをすると当時の大学出の初任給ほどの価格で売られることもあったらしく、国内メーカー製の廉価版は喜ばれたのかも知れません。
実車のM47パットンIIについては個人的な思い出もあります。
若い頃に在籍していた映像専修学校の学部がS県内にあったのですが、その近くに大手ミリタリーショップ店主さんの所有する大きな倉庫があり、その敷地内にこのM47がデン!と置かれていて、何度か見物に行ったことがあります。
防衛庁が1960年代に国産戦車“ST”(後の61式戦車)開発にあたって参考資材として導入し、後に廃棄処分したスクラップを回収して、外見だけ復元したものです。
背丈があるからか、自衛隊基地祭で見物したことのある国産の74式戦車より遙かに大きく感じられ、まるで鉄でできた巨人がアグラをかいて座っているようで、たいへん強そうに見えたのを覚えています。
古い米軍戦車など見る機会も少ないので興味津々、車体はもちろんフェンダーも何もかも異様に頑丈そうだったから、ゲンコでガンガン叩いてみたら持ち主の方にすごくイヤな顔をされたのもハッキリ覚えています(笑)

僕がこのキットを初めて目にしたのは1980年代に入った頃でした。
当時はレベルのブランドで売られていて、完成品見本写真パッケージとなっていたので箱を見ただけでだいたいの内容が理解できたのですが、どう考えても新製品とは思えないレトロな風合いだったため、これは絶対に古いキットの再販だ!と思い、多少値は張りましたが恐る恐る買って帰りました。
内容を検討して、これは1950年代のレンウォール製品だろうと見当を付けたのはしばらく経ってからのことでした。
この時代のレンウォール製品を手に取ると、僕の頭の中には「教材」という言葉が浮かびます。
下はよくレンウォールのキットに入っていたミニカタログですが……

後に日本国内のメーカーからも手本にされた透明の人体や動物の模型などなど……。
どの製品も、現代的な感覚においての「プラモデル」というよりは、作って楽しめる「教材」というテイストが強いように思います。
それと同じ香りを、僕はレンウォールのミリタリーモデルの分野でも感じ取ってしまいます。
実は僕は本家サイト“BANANA GUYs”のコンテンツでも同じ事を書いているのですが、このパットン戦車のプラモデルは、子供から「パパ、戦車ってどういうものなの?」と尋ねられたお父さんが休日に買ってきて、お話をしながら子供と一緒に作る……もしかするとお父さんは在郷軍人かも知れないし退役軍人かも知れない。予備役かも知れない。そういう立場で、自分の職場でよく目にしていた“道具”を、模型作りによって子供に説明する……そんな類の製品なのではないかと思ったりするのです。

溢れんばかりの重量感!
戦車の「重さ」まで表現したような力強いデッサンで仕上げられています。
やはり実戦で使用されて武勲をたてたとか、ドラマチックなエピソードを持っていない車体なので、模型メーカーは1960年代も後半に入るとM47に対して途端に冷淡になります。
精密なスケールモデルとしての鑑賞に耐えるM47のキットの出現は1970年代後半に入ってイタラエレイ(現イタレリ)が自国イタリアの陸軍で使われていた車体を綿密に取材して1/35で模型化するまで待たねばなりませんでしたが、前時代的なしつらえとはいえレンウォールのキットも模型的な魅力に溢れています。

実車のサスペンションは所謂トーションバー方式ですが、このキットはホィール2つを一組にしたシーソー式でカチャカチャと可動するようになっていて、完成してみるといかにもトーションバーで動いているように見えるという楽しいギミックが付いています。
キャタピラは現在のキットに見られるポリ製のものよりやや硬い材質で、少々扱いが厄介です。

これは後のイタラエレイ1/35キットにも影響を与えたのではないかと思われるエンジン部分。
コンチネンタル製ツインターボV型12気筒空冷ガソリンエンジンの上面部分が一枚の大きな部品に彫り込まれており、小型ハッチをいくつも手動で開閉させて覗き見ることができます。

このキット最大のチャームポイント。
砲身をゆっくり押し下げると、砲塔上の2つのハッチが開いて、ちょっとコミカルな造作の戦車隊員がヒョッコリ顔を出すオモチャ的なギミックが仕込まれています。
実際に作ってみるとたいへん微笑ましく、子供が見ると大喜びしそうです。
キットにはこれ以外に3体のフィギュアが含まれています。
―――― 20年ほど前に作った際の写真が残っていました。ご笑覧ください。




いやぁ失敗しました!
このキット、そのまま作ると、どうも見覚えのないヘッドライトの形状になってしまうので、金属材でライトガードを自作するなどして、よく実車写真で見かける型式のものに改造してしまったのですが、よくよく考えるとレンウォールはM47の中でも極めて初期の型を取材して模型化したのではないかと思うのです。
余計な小細工などせず、キットのままの仕様で作るべきでした。
こうして一個作ってもまったく飽きない楽しいキットですから、またいつかもう一個手がけて……そのときはキット内容に忠実に仕上げてみようと思っています。

[AFVモデル]
10 5/18
11:39
TAC@BANANAGUYs

Renwal 1/32 75mm Anti-Aircraft Gun M51 SKYSWEEPER
M51スカイスイーパーは1950年代中盤、ソ連空軍が米本土にいつ飛来するかわからないといった危機感の中で生まれた、いわば冷戦緊迫化時代の申し子とでも言える対空火器で、飛躍的に高速化した敵爆撃機を電子計算機とレーダー、高射砲弾速射機能を連動させて撃ち落とそうという極初期の弾道精密計算型防空システムです。
1950年代、レンウォールはこのような冷戦下における「西側の花形マシン」を次々に模型化しており、このスカイスイーパーの箱にも「我々の都市上空を守り抜く……」といった勇ましいキャッチフレーズが誇らしげにあしらわれていて、嗚呼そういうコワイ時代だったのだ……と、ナニヤラ納得してしまいます。
レンウォールの1/32ミリタリーモデルは1970年代初期に同社の消滅後に金型がレベルに引き取られたらしく、1980年代以降にはレベル「ヒストリーメイカーシリーズ」に含まれたり、また単発で再版され、一時はレベル傘下に入ったマッチボックスのブランドからも販売されたアイテムもありましたが、どうしたわけかこのスカイスイーパーとラクロスミサイルキャリアなど数点はレベルから再販されることがなく、稀少品となってしまいました。
21世紀に入ってからもレベルは温存しているレンウォールの金型を使って時折限定復刻を行っているようで、レンウォール初版の箱絵まで復刻させた品も存在しますが、スカイスィーパーは一向に姿を現しません。
金型の破損などで“幻のキット”になってしまったのでしょうか??
下はレンウォール製品に付属していたミニカタログ記載の当時のラインナップです。

このスカイスイーパーをはじめとして、8インチ自走榴弾砲、ナイキやホークのミサイル群、5トンレッカー車など、現在に於いても他社からビッグスケールで発売されていない珍しいアイテムが多く含まれていることがわかります。
280ミリ原子砲“アトミック・アーニー”など、今後も模型化するメーカーは出てこないのではないでしょうか。

スカイスイーパーの開発にあたっては、第二次大戦型の設計を持つ75ミリ高射砲を基にしながらも最新鋭の高射砲を造ろうということで、当時の一流重機械工業や精密機器工業が総出に近いかたちで駆り出されており、その開発チームにはスペリージャイロスコープ社、A.C.スパーク社、GM、アメリカンマシンアンドファンダリーなどなど、当時の先端を行く錚々たる企業名が並んでいます。
このキットでもそういった先進性をアピールするべく「電算機」のコントロールパネルのハッチが開いて中が見えたりスコープが起倒式になっていたりと、当時の未来的メカニズムを演出するギミックが備えられています。

操作要員のフィギュアもセットされています。
実はレンウォールは総じてフィギュアの造型が弱く、せっかくボリューム感のあるミリタリーマシンのキットであっても付属のフィギュアを使ってしまうと何ともチープな仕上がりになってしまう危険性があり、このあたりの造形力、企画力はレンウォールと同時期の1950年代からフィギュア付きの各種ミリタリーモデルを豊富にリリースしていたアダムズ・スナップやレベルの1/40、そしてモノグラム1/35などと比べると、いささか見劣りしてしまいます。
そんな中でもこのキット付属のフィギュアはレンウォール製としてはかなり「上の部」に入る仕上がりで、頑張ってヒケ部分を埋めて服のシワのモールドを彫り込んだり、ヘッド部分を出来の良いエアフィックス1/32フィギュアの部品と交換したりすれば、もしかしたらなんとかなるんじゃないかなぁ……と思わせるものがあります。

地味な存在ながら、移動姿勢と射撃姿勢の両方が完全再現出来るオール可動キットです。
タミヤ往年の名作 1/21スケール「155ミリ砲M2ロングトム」が1963年に、そしてMMシリーズの88ミリ砲が1972年に登場するまでは、恐らく世界的に見ても火砲モデルの最高峰のひとつだったのではないかと思えるほどのデラックスモデルです。
ここまでの火砲キットをリリースしておきながら、レンウォールはなぜ牽引する車両のほうまで作らなかったのかが不思議です。
―――― 今となっては稀少なキットではありますが、部品段階でもある程度は完成品の姿が予想できる各種車両のキットとは違い、火砲のキットというのはなかなかミステリアスで、なんとか完成品を見てみたいという衝動に駆られてしまい5年ほど前に一個作ってみました。
最近では珍しい、けっこう真面目なスカイスイーパーの完成品写真です。ご笑覧ください。




しかし……これがまたエラク建て付けの悪いキットでした(笑)
何せ50余年も昔のキットだから仕方ないのですが「面が出ない」というのでしょうか、現在のキットと違って箱組みの部品の接着部分が表面に露出してしまうので、それを他のモールドを消さないように注意しつつ整形し、きちんと直角を出して複雑な火器ならではのシャープさを演出するのが少々厄介なキットでした。
ただ、丁寧な作業を心がければそれに応えてくれるキットでもありました。
あまり飛躍した工作はせず、キット内容を尊重しつつ各部にそれらしいディテールを加えたり、注意書きのデカールを他から流用して貼り込んで、雰囲気アップに挑戦しています。
当初は陸自仕様で作ろうとしていましたが、レンウォールのスカイスイーパーに付属しているデカールの米軍高射砲部隊のマーキング「ホウキで敵機を払い落とす魔女」がイタク気に入ってしまい、1950年代からの貴重なデカールでもあるし、これを使用することにして必然的に米軍仕様となってしまいました。
昔は自衛隊のパレードなどでもお馴染みのメカでしたから、このキットを入手して実際に組み立てた方の多くはマーキングを工夫して陸自仕様にしたのではないかと思います。
ちなみにこのスカイスイーパーとベストカップルといえば、やはりコレでしょう。
農機や各種トラクタの名門アリスチャルマース社が開発したM8A1砲兵用トラクタです。
牽引状態で写真を撮ってみました。

別項で牽引している日東科学製M8A1トラクタも採り上げています。
是非ご覧ください。
http://vintageplamo.blog.so-net.ne.jp/2010-05-07

[AFVモデル]
10:36
TAC@BANANAGUYs

TAMIYA1/35 French A.M.X.30 Napoleon
“ナポレオン”というのは“ロンメル”や“シャイアン”と同じくタミヤ独自の製品名で、実車に固有のコードネームはありません。
現在でこそ1/35戦車プラモといえば第二次大戦中のドイツ軍ものが大人気ですが、1960年代後半のプラモデル・シーンはまだまだそんな状況にはなく、面白いもの、カッコイイものなら何でもキット化してみよう!という気概があったようです。

このA.M.X.30もけっこう人気のある戦車だったらしく、1/35スケールでは同じ頃に日模も「A.M.X.30フランス」という製品名で発売していますし、デッカイ金属製61式戦車(STA-4)などで有名だったアイハラも1/35でA.M.X.30を出していたようです。
画像は上がタミヤ、左がクラウンモデルの輸出版(米国A.H.M社扱い)右がニチモの「フランス」です。
ヨーロッパから遠く離れた日本のプラモデルメーカーで相次いで発売されたA.M.X.30ですが、フランス本国の老舗プラモデルメーカー、エレールから発売されたのが一番遅くてタミヤのキットとは10年以上の開きがあります。
でも、この“ナポレオン”が懐かしいというベテランさんも多いのではないでしょうか。

僕の世代では、田舎に住んでいたこともあって中学生くらいまで田宮の古いキット……モーターライズのM8グレイハウンドやT-10スターリン戦車などの売れ残りを買うことが出来ましたが、ナポレオン戦車は模型屋さんのショーウィンドに飾ってある完成品を眺めたことがある程度でした。
当時まだまだ手に入った田宮の古いキットの組み立て説明書に掲載されているミニカタログには、時折このナポレオン戦車が掲載されていることもあり、いつかは自分で作ってみたいと思ったものです。

なかなか豪華なパッケージです。
箱の折り込み部分にもカラフルな印刷で様々な解説、キットの仕様、カタログが載せられています。

これが「クィック配線」仕様のシャシー。
製品の段階で電池ボックスの接点が組み立て済みでユーザーの負担を軽減しています。

懐かしいゴムキャタピラと金属製ギヤボックス。
実際に組み立ててみると、作り手の微調整の仕方にもよるのでしょうが、ことのほか静かで心地よい走行音を発しながら滑るように走ります。

昔のキットではお馴染み……赤外線サーチライトには半透明、赤いプラスチック板が部品としてセットされています。
赤外線となれば「とりあえず赤にしとこう」ということで、こういう部品を付けてしまうというのは、やはり「コタツ」が一般家庭どこにでもあるという風土を持つ日本ならではの発想、文化ではないでしょうか。
主砲防盾のダストカバーには、薄い布を実際に貼り付けて再現するように、寸法どおりに切り出した布の部品が付いてます。
今風に言えばマルチマテリアルキットといったところでしょうか。

A.M.X.30は実車が登場したとき、その筋のジャーナリストから「いかにもフランス的な流麗なスタイル」と評されたそうですが、タミヤのナポレオンは当時の金型技術で、この複雑で美しい三次曲面を一所懸命に再現しようとしています。
こうして見ると、確かに綺麗です。
当時のキットですから、寸法云々……など、そのような細かい検証は避けますが、それでもかなり印象の良い内容です。
このキット、他の後発タミヤ戦車プラモデルと比べて内容が古いためか一度も再販されておらず、完全に消滅してしまっております。まったく残念!

せっかくですからニチモ1/35「フランス」と比較してみました。
砲塔のデッサンなどに似た部分はありますが、恐らく実車の資料も少なかったであろう設計条件のなか、両社で独自の解釈をおこなっており興味深いものがあります。こうした同じアイテムでもメーカーによるアレンジの違いというのは大切にして、塗装バリエーションで作り比べてみたくなります。
―――― この時代の戦車プラモデルは、あまり細かいディテールアップなどはせずにキットの素性を生かして作ってみたくなります。
とくにこのナポレオンは流麗なフォルムが評判でしたから、その立体造形物としての魅力を味わいたいと思い、一個作ってみることにしました。


基本的にはストレート組みです。
デカールはさすがに劣化していて使用不能だったので、フォトショップでそれらしい図柄で自作したものや他キットからの流用品を使ってみました。
さて、世にも珍しいツーショットをご覧ください!
お友達のT.M.さんからエレール製1/35キットを丁寧にストレート組みした完成品をお借りして記念撮影してみました。
日本の老舗の手による古典キットとフランス本国メーカー品とのコラボレーションです!


T.M.さんの素晴らしい模型博物館サイト「T.M.FACTORY」はこちら!
http://park.geocities.jp/tmfc2007/
[AFVモデル]
10 5/9
04:42
TAC@BANANAGUYs

MONOGRAM 1/35 PERSONALCARRIER M3A1 HALF TRACK
半分トラック、半分戦車のような特異な形態を持つ「ハーフトラック」という車種は、装輪車(タイヤ走行式車両)の高性能化、装軌車両(キャタピラ走行式車両)の信頼性向上にともなって1940年代を最後に消えていった車種ですが、第二次大戦中には米・独両国がそれぞれ独自に開発したハーフトラックを装甲兵員輸送車として大量に使用しており、部隊の花形でもありました。
モノグラムはパーソナルキャリア(兵員輸送車)とMGMC(マルチプルガンモーターキャリッジ・自走多連装対空機関銃)の2種類のハーフトラックを発売しましたが、1958年という初版登場時期を考えると恐らく世界最古のハーフトラックの本格的組み立てキットだったのではないかと思います。
1950年代にはレベルとスナップが1/40スケールで、レンウォールが1/32であれほど豊富に米軍車両キットを発売したにも関わらずハーフトラックには手を付けませんでしたし、他社からも競合スケールでは発売されなかったので、タミヤがMMシリーズとして1975年に精密なキットをリリースするまでは唯一のハーフトラックの本格的1/35ディスプレイキットでした。
その後何度もパッケージを変えて再版されているので、手にしたことのある方も多いかと思います。
極初期のタミヤ「パチッ特集号」にも、このキットを使ったプラモデル情景写真がときおり登場しています。

このキット、一応M3A1ハーフトラックという製品名にはなっていますが、現代の目で見ると随分と変わった車種だということがわかります。
組み立て説明書表紙の完成品見本で、このキットの独特のスタイルが確認できます。

まずフェンダー。米軍が多用したオートカーまたはホワイト、ダイヤモンドTの各社が製造したM3A1ハーフトラックがクラシックカーを思わせる三次曲面彎曲型のフェンダーを持つのに対して、このキットは英連邦軍で多用されたインターナショナルハーベスター製M5A1またはM9A1ハーフトラックと同じ平面彎曲型のフェンダーを持っています。
ところが車体のサイドパネルとリアパネルの接合部がM5A1またはM9A1では曲面仕上げなのに対して、キットではM3A1と同じ直角仕上げで表現されています。
またヘッドライトガードが戦後にイスラエル軍が中古車両を補修して仕上げたような不思議な形状になっています。
車内も、運転席と兵員室がバルクヘッドで仕切られるなど、どの量産型にも見られない特徴を持っています。
下は米軍が第二次大戦中に作成した実車のT.M(テクニカルマニュアル・取扱説明書)記載の実車記録写真です。
米軍に大量配備されたM3A1ハーフトラック

英連邦軍に多数貸与されたM5A1ハーフトラック

……いったい何故このような「架空の車種」ともいえるハーフトラックを模型化したのか、今となっては理由がわかりませんが、もしかすると米軍から放出されたM3A1ハーフトラックとM5A1ハーフトラックのT.Mをキット開発の参考資料とした際に誤って両車の特徴が混濁してしまい、不明な部分は想像で造型してしまったのか、あるいは戦後よく見られた「手に入る部品をあれこれ組み合わせてデッチ上げてしまった」ような、考証的に誤りのある復元車両の取材を基に模型化してしまったのかも知れません。
いずれにせよ、たいへんミステリアスな車体です。
―――― モノグラムのハーフトラックとは、実に変則的な出会いをしてしまったのが思い出として残っています。
高校2年の頃、老舗の模型店で売れ残ってホコリを被っていた日東科学製の「バトル」というプラモデルを発見しました。

クラシカルタッチの箱絵が気になって内容を確認してみると、なんとモーターライズで走行するハーフトラックのキットでした。
しかも、箱にはまったくスケール表示がないものの部品の大きさに馴染みがあります。
これは……と思い立って模型店の棚に積まれていたタミヤ1/35のM3A2ハーフトラックを持ってきてバトルと比べてみると、なんとまぁほとんどタミヤのキットの部品と同じ大きさ、つまり1/35なわけです。
モーターライズで走る1/35のハーフトラック!これは面白い!……ということで買って帰り、高校の文化祭に出品するために撮っていた8ミリ特撮映画の撮影用ミニチュアとして使いました。
ボール紙で作った街並みの中をタミヤ1/35の61式戦車と一緒に元気に走ってくれたのをよく覚えています。
その翌年、今度は輸入品を扱っている模型店に顔を出して、モノグラムのハーフトラックを見つけました。
当時は完成品写真をパッケージに使った版が売られていたので、輸入品特有のシュリンクパックになっていても内容がすぐに理解できたのですが、つい1年前に作った日東科学のバトルとそっくりのスタイルにびっくり仰天しました。
ここでようやく、日東科学は古いモノグラムのハーフトラックを模倣してモーターライズ化したものを製品化したのだということに気づいたのでした。

21世紀の現代では、ベテランの域に達したタミヤのキットに加えてドラゴンモデルズも1/35で米軍ハーフトラック各種をリリースしており、需要は満たされた感はありますが、そういった精密な現代的センスのキットが出揃った今になってモノグラムのキットを手に取るというのも温故知新的な面白さがあります。

再販が繰り返し行われたといっても、最終版ですらかなり昔のことになってしまうので、どの版のキットを買っても古い輸入キットではお馴染みの「部品がランナーから外れて箱の中でザラザラいってる」という状況になっていることが多いですが……。

なにしろ、このシンプルさです。
部品を拾い上げて説明書で軽く確認すれば、組み立てで間違えることはまずありません。
ドアも開閉する楽しいキットです。

モノグラムは1950年代からアクセサリーに気を使っています。
乗車している兵士たち、車外で戦闘中の兵士たち。そして車体側面に自由にレイアウトできるフィールドバックパックなどが豊富にセットされています。
さすがに前時代的な出来映えですが、米国の著名なモデラー シェパード・ペイン氏がこのフィギュアやアクセサリーを見事にアレンジしてディオラマに使っていたのを思い出すと、丁寧に整形、塗装して使ってみようかなあという気分になります。
せっかくですから、日東科学のキットもご紹介しましょう。

日東科学「パーソネルキャリア バトル」です。
初版はモノグラムに遅れること約10年の1967年です。

日東はバトルに先立って対空機関銃装備ハーフトラック「ビクトリー」も発売していますが、こちらもモノグラムの「アーマードハーフトラックM16」を手本にしてモーターライズキットに仕立てたものです。
ただし面白いのは、モノグラムのアーマードハーフトラックが実際には商品名と違ってマクソン社製の50口径機関銃2連装M33機関銃架を装備したM13(またはM14)を模型化しているのに対して(実車との相違はパーソナルキャリアのキットと同じです)日東科学のビクトリーは50口径機関銃4連装のM45機関銃架を装備したM16(またはM17)に改変してある点で、ただし箱絵には誤ってモノグラムと同じ2連装M33機関銃架が描かれているので、この大きな違いに気づく人は案外少なかったようです。
他の日東科学1/35ミリタリーモデルが後にパッケージを変えて再版されたのに対して、このハーフトラック2種が再版されることはなく、金型ごと売却されたのか後になって台湾のブルータンク社から発売されています。
ブルータンク版ではモーターライズ機構が廃止され、他の製品から流用したと思われる見慣れない造作の軟質樹脂製キャタピラが付属しています。

モーターライズ機構を備えたことによって部品構成はモノグラムと異なる部分も多く、後部転輪がモノグラムの一体成形部品ではなく、個別に回転するようになっており、ドアの開閉は省略されています。
また兵員室内部は電池ボックスで埋まってしまうのにともなってディテールが省略されてしまいました。

走行機構のためのギヤボックスとゴム製キャタピラ。
スィッチなどを見てもやや脆弱な感じがしますが、実際に作ってみると接触不良によるエンコなどもなく、快調に走ってくれたのをはっきりと覚えています。

モノグラムのハーフトラックでは、ブローニング50口径機関銃の弾倉が省略されていましたが、日東のバトルではカマボコ型をした200発入りラウンドドラムマガジン(弾倉)らしき部品を接着するようになっています。
なんとも不思議な部分に気を利かせたものだなぁと思います。
―――― モノグラムのハーフトラック2種は、この日東科学「バトル」および「ビクトリー」をはじめとして、同じく日東科学1/76、エアフィックス1/76、その他多くのダイキャストモデルや玩具に多大な影響を与えました。
レベルの1/40シャーマン戦車にせよ、このハーフトラックにせよ、1950年代のアメリカ製プラモデルには「偉大なるご先祖様」と言えそうなキットがいっぱいあります。
ボチボチとこんなことを調べつつ古いキットを丁寧に作るというのも考古学的な楽しみが味わえて、プラモデルの楽しみ方のひとつのような気がしています。

[AFVモデル]
10 5/7
01:49
TAC@BANANAGUYs

NITTO1/35 Allis-Chalmers M8A1 Artillery Tractor Cargo
M8は1950年代末頃に登場した、牽引式火砲時代の最後の世代にあたる砲兵用トラクタです。
陸上自衛隊でも長らく現役にあり、1960年代には高射特科連隊の主要装備として90ミリまたは75ミリ自動高射砲などの牽引に活躍していたようですが、今ではもう見ることの出来ない古典メカとなってしまいました。
とはいえ重厚かつ複雑なスタイルが非常に模型映えのする、魅力的なアイテムです。
1960年代に発売された他の日東科学1/35ミリタリーキット同様、このM8A1も発売後15年あまりを経て1980年代に真っ白い背景に車体だけが描かれた端正なパッケージに身を包んだ精密ディスプレイキットとして再販され、僕はそのときに買った世代です。
最初は物珍しさから、そして次には自衛隊でも運用されていたということもあって自主製作8ミリ特撮映画用のミニチュアモデルとして作ったこともあり、個人的にはかなりお馴染みの品でした。

高級感漂う初版のパッケージ。
横長で、よく店頭で見かける戦艦のプラモデルのような大きさと風格があります。
中には溢れんばかりに部品が詰まっており、厚紙で区分けされた一体成形キャビン部分や袋詰めされた駆動系の金属部品が高級感を演出しています。

当時の模型誌に掲載されていた広告です。
力の入った目玉商品としてこのM8をリリースした日東科学の心意気がうかがえます。
……そんな日東のスピリッツとは裏腹に、僕のこのキットの第一印象は、とにかく「作りにくいプラモデルだなぁ!」というものでした。
1980年代の版にはモーターライズ機構はありませんでしたが、それでも運転席ドアを除く各ハッチが開閉、サスペンション可動、ドーザーブレード可動、後部砲弾積み卸し用リフト可動というアクションモデルで、バリの多い部品をひとつひとつ成形して綺麗に動くように組み立てていくのはずいぶんと骨の折れる仕事でした。

組み立て説明書記載の部品図。
どうです、1960年代当時の国産1/35モーターライズ走行キットとしては破格の部品点数だと思いませんか??
可動部満載のキットであり、そして当時としても珍しい精密キットです。

せっかくですから実車解説も詳しく読んでみましょう。
第二次大戦末期から使用……という歴史的な部分のリサーチには残念ながら誤りがありますが、「転輪のボルトは黄色く塗られているが、自衛隊の方のお話では……」といった現地取材を思わせる記述が印象的です。
また他のページには実車の細部写真も随所に掲載され「これは実物の緻密な取材によって作られたキットです」ということを主張する、ニットーの本格精密スケールモデルを世に問うたという自信が見て取れます。
この時代、国産キットは欧米製のキットをかなり参考にしたものや明かなコピー製品も見受けられたわけですが、このM8A1は純粋に日東科学オリジナル製品です。

これ以前にオーロラも1/48でM8トラクタを発売しており、昔作ったことがあるのですが、もしや……と思い改めて内容を比較検討しましたが、まったくの別物で、日東のキットにはオーロラ製品を参考にした形跡はありませんでした。

ただし……付属のフィギュアは海外メーカー品の複製物です。
これがまたオールスター・キャストで、レベル1/40、スナップ1/40、モノグラム1/35の各社各キットのものがランナー内に散りばめられていて、オリジナルを知っている人なら思わず吹き出してしまいそうな状態です。
他の項でも書きましたが、やはりフィギュアというのはスケール相応のプロポーションの良さや金型からの抜け具合を計算できる腕利きの彫像師、造型師に依頼して製作しなければならない厄介なもので、当時の国内メーカーはまだまだその方面が弱かったのでしょう。

車体そのものは非常に優れた設計のキットです。
実車はM41ウォーカーブルドッグのコンポーネンツを利用して車体長を延ばして作られており、各部の部品もM41のものが多く使われているのですが、比較的近年になって発売されたAFVクラブ1/35のM41ウォーカーブルドッグの精密キットの部品などと比較しても、多くの主要部品の寸法がほぼ一致しており、当時としてはかなり正確に1/35スケールモデルとして設計されていることがわかります。
ただキャビン部分はギヤボックスを内蔵するスペースを確保するため実車より小さくアレンジされており、そうとう窮屈な印象です。
これらのパーツを通して「希代の精密キット」と謳うためのスケール感と当時のユーザーの嗜好としては必須事項であったモーターライズ機構とのせめぎ合いに苦心する日東の設計陣の姿が見えるように感じました。

ピアノ線スプリングをはめ込んで可動するサスペンション。
可動域が少ないので見た目にはたいして面白味はないのではないかと思ってしまいますが、実際に作って走らせてみると、転輪の個数が多いので案外リアルな挙動を見せてくれて感心します。
このM8A1は後になって台湾のブルータンク社からも再販されていますが、オリジナルの日東版ではサス可動のためのスプリングが左右で逆方向に巻かれていてきちんと車体パーツにはめ込まれるようになっているのに、ブルータンク版は生産工場でミステイクを犯したらしく、左右どちらか片方の巻き方のものしか入っていませんので注意が必要です。
―――― その昔、8ミリ映画の撮影に使おうと苦心惨憺して作ったM8ですが、2005年頃に米陸軍発行の実車のTM(テクニカルマニュアル・取り扱い説明書)を目にする機会に恵まれました。

これを参考にすれば、今だったらもう少し綺麗に仕上げられるんじゃないかなぁ……そんなことを思い始め、久しぶりに作ってみた作品が手許にあります。お目汚しですが、笑覧頂ければと思います。



先にも触れましたが近年の1/35スケールキットと部品の基本寸法が合致する部分も多く、この作品では細部部品の多くとキャタピラをAFVクラブ1/35のM41ウォーカーブルドッグのものと交換してあります。車体が延長されているのでキャタピラは都合3本必要で、調達に苦労しました。
また少しばかり体裁を変えてみようと、サンドシールド(サイドスカート)も自作してみました。
もちろん各部の可動機構とモーターライズ走行機能はすべて生かして作りましたので、スィッチを入れるとサスペンションを効かせながら机上をノンビリと走ってくれます。
戦車でもなく装甲車でもなく、かといって土木作業現場で働く建機でもなく……不思議なシルエットがお気に入りです。
別項でレンウォール往年の名作 1/32「75ミリ自動高射砲M51スカイスイーパー」を牽引させた状態もご紹介しています。
ぜひご覧ください。
http://vintageplamo.blog.so-net.ne.jp/2010-05-18-1
[AFVモデル]
10 5/6
23:36
TAC@BANANAGUYs

NITTO1/35 L.V.T.(A)5 Alligator
フロリダの湿地帯などで輸送・救援に使おうと開発された水陸両用車を原型として造られた上陸作戦用の水陸両用装甲車両です。この主の車両の登場で、米海兵隊はよほどの断崖絶壁でない限り地球上のどのような地形でも大規模な上陸作戦を展開できるようになったと言われます。
兵員輸送型は水陸両用を意味する「アンフィビアン」そして装軌式(キャタピラ式)を意味する「トラック」を組み合わせた言葉遊び的なニックネームで“アムトラック”と呼ばれ、砲塔を載せた火力支援用はこれに準じて“アムタンク”と呼ばれました。
日東科学が製品化したL.V.T.(A)5は第二次大戦末期に活躍したL.V.T.(A)4を改良した戦後型アムタンクです。
初版の箱絵は平野光一画伯の手によるもので、上陸した海岸線で戦闘中のL.V.T.(A)5と海兵隊員が描かれている迫力ある作画ですが、L.V.T.(A)5実車の登場時期から見て朝鮮戦争時か戦後間もない頃の演習中の風景といったところでしょうか。

僕がこのキットを初めて作ったのは1980年代に入ってからです。
タミヤMMシリーズを思わせる真っ白な背景に車体が描かれたパッケージの再販品を店頭で見かけ、これは珍しいキットだと思い喜んで買い求めました。

箱を開けると、大柄の車体のわりには簡素な部品構成でまとめられており、ディスプレイキットして売られてはいるものの過去にはモーターライズ版があった形跡があり、しかもキャタピラが懐かしいゴム製だったので、そうとう古いキットの再版なのだということが一目で解りましたが、まさか1960年代のシロモノだとは思いませんでした。

さて、古いモーターライズ版の部品構成と組み立て説明書を丹念に見てみると、もしかしてこれは水陸両用モーターライズ走行するのではないか?と期待してしまいます。
水に浮くことは浮くでしょうが、完全な防水処置への配慮が見あたらないため、キットのまま作っただけではお風呂に浮かべるのは諦めたほうがよさそうです。

組み立て説明書には実車写真も掲載されており、現存する車体を取材してキットを設計したという雰囲気が漂います。

これは数年前に友達と自衛隊 土浦武器学校を見学したときに撮ったもので、創設間もない頃に自衛隊が資材開発参考品として導入した車体です。
日東科学のキットとどんぴしゃりのL.V.T.(A)5です。写真の雰囲気からも、日東はここで取材をしたことがわかります。
―――― 日東科学の1/35ミリタリーモデルは、後にはケッテンクラートでタミヤとバッティングしてしまいますが、初期の頃には他社が目を付けないユニークアイテムを率先してリリースしていたように思います。
ただ、先発キットの米軍ハーフトラックがモノグラム製を手本にしていたように、もしかしたらこのアリゲーターも海外製品を参考にしたものなのか?という疑問も湧いてきます。
この当時、参考になりそうなキットと言えばこれしかありません。

アダムズが1958年に発売し、その後スナップ、ライフライクと受け継がれた1/40スケールキットです。
商品名はL.V.T.(A)(4)となっており(注:キットの表示ママ)絵本から採られた“WINNIE the WHALE”(鯨のウィニー)というニックネームが付いています。
実際には日東と同じ戦後型のL.V.T.(A)5です。アダムズが実車取材したのも1950年代でしょうから、この型になってしまったということでしょう。

キット内容を比較してみると、確かに大筋の部分で日東はアダムズのWINNIE the WHALEを参考にはしているでしょうが、設計は自社でやり直してきちんと1/35スケールに改め、モーターライズ機構とスケール性を両立させようと気配りしているのがわかります。

ただし、専門の腕の立つ彫像師に依頼しなければならないフィギュアまでは手が回らなかったらしく、あっさりとアダムズのWINNIE the WHALEのキット付属のものを複製して済ませています。

こういった部分に手をかけていれば、もっと高い評価をもらえた品ではないかと思います。

……現在ではイタレリが1/35でL.V.T.シリーズを豊富に発売していますが、第二次大戦後に運用されて朝鮮戦争などでも使われたL.V.T.(A)5の1/35キットは現在に於いても日東科学製が唯一の存在です。
後になって台湾のブルータンク社に金型が移ったらしく、その際の再販品は今でも手に入りますので、コレクションに加えておいても悪くないかも知れません。

[AFVモデル]
09 2/15
21:17
かのー
冬の間に作りました、F-15Jイーグルです。
ハセガワの古いキットですが、最近空対空ミサイルのパーツがついて再販されてます。これはデカールも美しくてよいです。アイリスカバー無しのエンジンノズルのパーツもついてたらもっと良いのですが・・・。その部分は以前買ったもののエンジンノズルを流用してます。
こちらにも画像を載せてます。よろしかったらどうぞ。
[模型]

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